2016-07-15
《おもちゃ屋の旅⑩》スイスの街のおもちゃ屋さんで旅の目的と出会う
2016年の冬、2月に私たち家族はヨーロッパで旅をしました。
時間が経ってしまいましたが、
旅の写真を見ると昨日のことのように、その日の感情が湧き出てきます。
今日はスイスの街のおもちゃ屋さん編です。
*
スイスには、
「おもちゃのチャチャチャ」を歌う時に頭の中に浮かぶようなおもちゃ屋さんが
街の景色のようにありました。

スイス・バーゼルのおもちゃ屋さんシュピーレゲにて
街の様子とともに
スイスのおもちゃ屋さんを少しですが、紹介させてください。

チューリッヒの駅の横を流れるリトマ川
カモメたちが気持ち良さそうに川の流れを眺めていました。
それは、きっと。
何十年も、何百年も、変わらない景色なのでしょう。

*
宿泊先のホテルの部屋の壁に、チューリッヒの街の地図の絵が飾ってありました。
ガラスで、電気の光の反射がすごくて、この部分だけ一部トリミングさせていただき、
チューリッヒの街の駅前の一部をご紹介させてください。

右端の青い大きな屋根の建物が、チューリッヒの駅です。
川の左先には、街の大きさよりも、もっと大きな湖『チューリッヒ瑚』があります。
駅と湖の間の街チューリッヒの街。
豊かな湖の自然からの風が、チューリッヒの街と人と自然を調和させているのでしょうか。
特別の解放的な空気感を感じます。
水の潤いと中世からの建物のような、静かな迫力を持つ建物、家々。
この建物に、大きなデパートや、オメガの時計屋さん、ZARAなどの現代ファッション店から高級品店。
花屋、パンや、肉屋、家具屋、スーパー、レストラン等。
日本なら、銀座や丸の内のセンスのような、生活や人を彩るためのお店が並んでいます。
トラム(路面電車)の駅の横の小さなコーヒースタンド

石畳の商店街を歩いていると、ショーウインドで華やかに紹介されていたのは、
MOMOで売っている『ゾネントアのジンジャーティー』。

こんなに遠い世界に、同じモノを紹介している。売っているところを見ることができる。
そういえば、私たちの旅の目的のもうひとつは、コレ!だったのです。
私たちが紹介している、売っている品物が、ドイツやスイスでお店で、
『どのように紹介されているかを見に行こう』というのが旅の目的だったのです。


木馬の看板が、素敵なおもちゃ屋さんに入ってみました。

1階から4階5階くらいまで、木のおもちゃ、ドールハウス、鉄道のおもちゃ、シュライヒの動物。
スタンダードから流行のおもちゃまで、階ごとに、ジャンルを分けてすばらしい品揃えおもちゃ屋さんでした。


インテリアと小物、飾り、そしておもちゃをセレクトして紹介している素敵なお店。
ショーウインドウには、色、虹の色をテーマにおもちゃが紹介されていました。

ガラスで反射して見えづらいですが、
MOMOでもご紹介している、『キーナーの蝶』と『カラコロツリー』を見ることができました。

ニュルンベルク国際玩具見本市で、オストハイマーの社長さんから、
「ここのお店はおすすめだよ。」と行くことをすすめられたおもちゃ屋さん『シュピーレゲ』さんに
私たちは、向かいました。
『シュピーレゲ』は、バーゼルの駅に近い街にあるそうです。
ここは、スイス・バーゼルの駅前です。

バーゼルの駅の中、広い空間。
スキーを持っている人を多く見かけました。

バーゼル駅内には、スーパーやパン屋に並んで、本とおもちゃのお店がありました。
あれ?あの人が真剣に選んでいるのゲームじゃない?

MOMOでも、人気のHABAのゲームです。
充実しています。

駅の建物は静かで地味ですが、
多くの人が往来する駅に、生活の潤いになるものが揃っていました。
*
私たちはバーゼルの駅前からトラムに乗りました。
10分ほど乗り、美しい建物が建つ広場の前で降りました。

広場のまわりには、石畳の道の商店街が広がっていました。
まるでお祭りのように、街に活気がありました。

シュピーレゲを目指し歩いていると、おもちゃ屋さんがありました。
大人が真剣におもちゃを選んでいる姿がここにもありました。

あっ!
『トップ』! お店のショーウインドの中、赤い丸いプラスティックの桶です。

こどもが中に入って回って遊ぶおもちゃです。登って遊んでもいいのです。
こうして売っているんですね!
他にも、カタログでしか見たことのない『バランスのおもちゃ』が沢山ショーウインドで紹介されていました。

私たちは、目的のお店『SPIELEGGE(シュピーレゲ)』に到着しました。

ショーウインドを覗くと、ところ狭しと、おもちゃが並んでいます。
壁に沢山並んでいるおもちゃは、『オストハイマー』の人形です。
オストハイマーの人形がこんなに沢山、陳列されているなんて!

「ごめんください。」
シュピーレゲの中に入ると、
ネフ社の積み木、ケーセンのぬいぐるみ、ままごと道具や、キッチン、ゲーム。
カタログの中のおもちゃの中の良いおもちゃばかりが、
素晴らしいセレクトで、倉庫みたいにぎゅうぎゅうに並んでいました。
*
私より少し年上の女性の方がシュピーレゲさんのようでした。
あいさつをしました。日本でmomoというお店をしていることをお話しました。
喜んでくださり、お話をしました。
「お店の写真を撮っていいですよ。」と言っていただきましたので、少しご紹介させていただきます。
アトリエフィッシャーの六面体パズルがこんなに、たくさん!

赤ちゃんのコーナーには、
ナンフェンさんの人形や、ケテクルーゼの人形。
オーボールも。

シュピーレゲさんで記念に写真を撮らせていただきました。
横には、ネフ社の赤ちゃん用のおもちゃ「リングリィリング」
セレクタ社の赤ちゃん用のおもちゃが並んでいます。

赤ちゃんを抱っこしたお母さんが、シュピーレゲさんに
「この子の誕生日になにか探しているのだけれど、これどうかしら?」って。
こんなに、遠いところで、MOMOと『同じ会話』と『同じおもちゃ』。
シュピーレゲさんが、私たちが思うのと同じおもちゃを紹介しています。
シュピーレゲさんに来て良かったです。
シュピーレゲさん。おじゃましました。また来ます♪
ありがとうございました。

お母さんが良かったと思ったおもちゃを、私たちにおもちゃ屋に伝えてくれ、
それを私たちおもちゃ屋が、新しく父・母になった方に伝える。
お店って、モノを人が人に伝えるところなんですね。
実は旅の予定外の店『シュピーレゲ』さん。
オストハイマーさんから「いいお店です。ぜひ行ってみてください」と紹介され行きました。
『シュピーレゲ』さんで、
私たちが売っている品物が、『どのように紹介されているかを見に行こう』という旅の目的を、
見て感じることができました。
私たちも、探しているものをオストハイマーさんに教えていただいて、お店との出会うことができたのです。
人が人に。
人に会い、スイスの街で私たちは、旅の目的に出会うことができました。
*
☆次回はスイスの夕ご飯のお話の予定です。
写真・文 MOMO 店長 もぎしづこ


心をそだてるおもちゃMOMO
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